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JIS ステンレス鋼種

以下のステンレス鋼種表は、ステンレスを幅広く知って頂くために、当社設計部門が技術資料としてウェブ公開するものです。
ステンレス製品の製造を主体とする会社ではありますが、材料の取扱いはしておりません。
ステンレス材料は、品揃え豊富な当グループ『吉川金属株式会社』にご用命下さい。


JIS規格ステンレス鋼種表

オーステナイト系 オーステナイト
・フェライト系
フェライト系 マルテンサイト系 析出硬化系
代表的なものはSUS 430の18クロム系のステンレスです。
この種のステンレスは、熱処理による硬化がほとんどなく、焼なまし状態で使用されます。
また、マルテンサイト系ステンレスより成形加工性および耐食性がよく、溶接性も比較的良好であるため、一般耐食用として、主に薄板および線の形で広く用いられています。
近年、製錬技術の進歩により、低炭素化が容易にできるようになったため、SUS430J1LやSUS430LX、などの耐食性、成形加工性のより優れた鋼種が豊富になりました。
さらに、極低炭素・窒素としたSUS444、SUS447J1、SUSXM27クラスのいわゆる高純度フェライトステンレスは、耐食性が一段と増し、また塩化物応力腐食割れを起こしにくいため、海洋開発や化学プラントなどにの用途が広がっています。
SUS405SUS409 SUS409lSUS410L SUS410tiSUS429 SUS430SUS430f
SUS430lxSUS430j1l SUS434SUS436l SUS436j1lSUS444 SUS445j1SUS445j2
SUS447j1SUSxm8 SUSxm27
JIS記号形状特 徴 / 用 途
SUS405鋼板 特   徴13Cr鋼程度の耐食性を有し、Al添加で自硬性を軽減したもの。
用   途タービン、焼入用部品など
棒鋼 略式組成13Cr-Al 比重[g/cm3]7.75
線材・線 耐力[N/mm2]175 引張強さ[N/mm2]410
鋼管 JIS規格番号[JIS G 3459] [JIS G 3463] [JIS G 4303] [JIS G 4304] [JIS G 4305] [JIS G 4309] [JIS G 3601] [JIS G 4311] [JIS G 4312]
SUS409鋼管 特   徴13Cr鋼にTiを添加、耐粒界腐食性を高めた鋼種。
用   途ボイラ・熱交換器用配管など
略式組成13Cr-Ti 比重[g/cm3]
耐力[N/mm2]205 引張強さ[N/mm2]410
JIS規格番号[JIS G 3463]
SUS409L鋼板 特   徴409の低炭素鋼。耐粒界腐食性を高めた鋼種
用   途ボイラ・熱交換器用配管など
略式組成13Cr-Ti 比重[g/cm3]
耐力[N/mm2]175] 引張強さ[N/mm2]360
JIS規格番号[JIS G 3459] [JIS G 3463]
SUS410L鋼板 特   徴低炭素として加工性、耐高温酸化性を高めた材料。
用   途ボイラ燃焼室、マフラー、バーナーなど
棒鋼 略式組成13Cr-低C 比重[g/cm3]7.75
耐力[N/mm2]195 引張強さ[N/mm2]360
形鋼 JIS規格番号[JIS G 4303] [JIS G 4304] [JIS G 4305] [JIS G 4322] [JIS G 3601] [JIS G 4311] [JIS G 4312]
SUS410Ti鋼管 特   徴410にTiを添加、粒界腐食性を高めた鋼種。但し、広く使用される鋼種ではない模様。
用   途ボイラ用配管、熱交換機部品など
略式組成13Cr-Ti 比重[g/cm3]
耐力[N/mm2]205 引張強さ[N/mm2]410
JIS規格番号[JIS G 3463]
SUS429鋼板 特   徴430の溶接性改良鋼種。
用   途家電品、家庭用品など
略式組成16Cr 比重[g/cm3]7.70
耐力[N/mm2]205 引張強さ[N/mm2]450
JIS規格番号[JIS G 4304] [JIS G 4305] [JIS G 3601]
SUS430鋼板 特   徴18cr(クロム)と言われるcr系の代表鋼種。
18−8系より安価であるが、耐熱性、加工性に劣る。
磁性有。18%以上のクロムを含有し、安定したフェライト相を形成することで、熱硬化性は無い。
棒鋼
線材・線 用   途家電品、家庭用品、建築内装など
鋼管 略式組成18Cr 比重[g/cm3]7.70
鍛鋼品 耐力[N/mm2]205 引張強さ[N/mm2]420
形鋼 JIS規格番号[JIS G 3320] [JIS G 3446] [JIS G 3459] [JIS G 3463] [JIS G 4303] [JIS G 4304] [JIS G 4305] [JIS G 4308] [JIS G 4309] [JIS G 4313] [JIS G 4315] [JIS G 4316] [JIS G 4317] [JIS G 4318] [JIS G 4320] [JIS G 3601] [JIS G 4311] [JIS G 4312]
SUS430F鋼板 特   徴430に被削性を与えた鋼種。
耐食性、耐酸性はSUS430より劣る。
用   途ボルト・ナット、切削加工する部品など
略式組成18Cr-高S 比重[g/cm3]7.70
線材・線 耐力[N/mm2]205 引張強さ[N/mm2]450
JIS規格番号[JIS G 4303] [JIS G 4308] [JIS G 4309] [JIS G 4313] [JIS G 4318]
SUS430LX鋼板 特   徴430で、Cu・Nbの添加、C含量を押さえて、加工性・溶接性を向上させた鋼種。
棒鋼 用   途温水タンクなど
略式組成18Cr-TiまたはNb-低C 比重[g/cm3]7.70
線材・線 耐力[N/mm2]175 引張強さ[N/mm2]360
JIS規格番号[JIS G 3459] [JIS G 3463] [JIS G 4304] [JIS G 4305] [JIS G 3601]
SUS430J1L鋼板 特   徴430にCu、Nbを添加、C、N量を極度に抑え、耐食性・溶接性を高めた鋼種。
用   途自動車外装、マフラー部品など
略式組成18Cr-Cu-Nb-極低C・N 比重[g/cm3]7.70
鋼管 耐力[N/mm2]205 引張強さ[N/mm2]390
JIS規格番号[JIS G 3320] [JIS G 3459] [JIS G 3463] [JIS G 4304] [JIS G 4305] [JIS G 3601] [JIS G 4312]
SUS434鋼板 特   徴430の改良鋼種。430にMoを添加、耐食性に優れる。
用   途自動車外装など
略式組成18Cr-1Mo 比重[g/cm3]7.70
ワイヤ・ロープ 耐力[N/mm2]205 引張強さ[N/mm2]450
JIS規格番号[JIS G 4303] [JIS G 4304] [JIS G 4305] [JIS G 4308] [JIS G 4313] [JIS G 4315] [JIS G 3601]
SUS436L鋼板 特   徴434のCとN含量を抑え、Ti/Nd/Zrを単独または複合添加することで、溶接性・加工性を向上させた鋼種。
棒鋼 用   途建築内装・車輛部品、厨房製品、給湯・給水機器など
略式組成18Cr-1Mo-Ti,Nb,Zr-極低(C,N) 比重[g/cm3]7.70
線材・線 耐力[N/mm2]245 引張強さ[N/mm2]410
JIS規格番号[JIS G 3320] [JIS G 3459] [JIS G 3463] [JIS G 4303] [JIS G 4305] [JIS G 3320] [JIS G 3601]
SUS436J1L鋼板 特   徴430にMo、Cu、Nbを添加、極低C、Nとし、耐食性、成形性、溶接性を改善した鋼種。
用   途家電品、厨房機器、建築内外装材、自動車外装材。
略式組成19Cr-0.5Mo-Nb-極低(C,N) 比重[g/cm3]7.70
線材・線 耐力[N/mm2]245 引張強さ[N/mm2]410
JIS規格番号[JIS G 4304] [JIS G 4305] [JIS G 3601] [JIS G 4312]
SUS444鋼板 特   徴高Cr/Moで、耐食性を高めた鋼種。
鋼管 用   途貯水槽、蓄熱槽、太陽熱温水器コレクター、染色用設備など
略式組成19Cr-2Mo-Ti,Nb,Zr-極低(C,N) 比重[g/cm3]7.75
形鋼 耐力[N/mm2]245 引張強さ[N/mm2]410
JIS規格番号[JIS G 3459] [JIS G 3463] [JIS G 4304] [JIS G 4305] [JIS G 4317] [JIS G 4320] [JIS G 3601]
SUS445J1鋼板 特   徴447Jと444の中間のCr量とすることで、耐食性・加工性向上を図る。
用   途給湯・給水機器、屋根材など
略式組成22Cr-1Mo-極低C・N 比重[g/cm3]7.69
耐力[N/mm2]245 引張強さ[N/mm2]420
JIS規格番号[JIS G 3320] [JIS G 4304] [JIS G 4305] [JIS G 3601]
SUS445J2鋼板 特   徴445J1よりもMo量を増し、耐食性を高めた鋼種。
用   途給湯・給水機器、屋根材など
略式組成22Cr-2Mo-極低C・N 比重[g/cm3]7.73
耐力[N/mm2]245 引張強さ[N/mm2]410
JIS規格番号[JIS G 4304] [JIS G 4305] [JIS G 3601]
SUS447J1鋼板 特   徴高Cr/Mo、C/Nを極度に低下させ耐食性を高める。
用   途有機酸系・苛性ソーダ系プラント、貯水槽、蓄熱槽、太陽熱温水器コレクター
略式組成30Cr-2Mo-極低(C,N) 比重[g/cm3]7.64
棒鋼 耐力[N/mm2]295 引張強さ[N/mm2]450
JIS規格番号[JIS G 4303] [JIS G 4304] [JIS G 4305] [JIS G 3601]
SUSXM8鋼板 特   徴Tiの添加で、耐粒界腐食性を高めた鋼種。広く使用される鋼種ではない。
用   途ボイラ用鋼管、熱交換機部品など
略式組成18Cr-Ti 比重[g/cm3]
耐力[N/mm2]205 引張強さ[N/mm2]410
JIS規格番号[JIS G 3463]
SUSXM27鋼板 特   徴447J1と特性は類似。軟磁性
用   途有機酸系・苛性ソーダ系プラント、貯水槽、蓄熱槽、太陽熱温水器コレクター
棒鋼 略式組成26Cr-1Mo-極低(C,N) 比重[g/cm3]7.67
鋼管 耐力[N/mm2]245 引張強さ[N/mm2]410
JIS規格番号[JIS G 3463] [JIS G 4303] [JIS G 4304] [JIS G 4305] [JIS G 3601]

2010年11月 更新


ステンレス関連のJIS規格番号

クラッド鋼

【JIS G 3601】ステンレスクラッド鋼 2002年 改正

継ぎ手

【JIS B 2308】ステンレス鋼製ねじ込み継手 2002年 改正
【JIS B 2309】一般配管用ステンレス鋼製突合せ溶接式管継手2009年 制定

鋼 管

【JIS G 3446】機械構造用ステンレス鋼管2004年 改正
【JIS G 3447】ステンレス鋼サニタリー管2004年 改正
【JIS G 3448】一般配管用ステンレス鋼管2004年 改正
【JIS G 3459】配管用ステンレス鋼管 2004年 改正
【JIS G 3463】ボイラ・熱交換器用ステンレス鋼管2006年 改正
【JIS G 3467】加熱炉用鋼管1988年 改正
【JIS G 3468】配管用溶接大径ステンレス鋼管2004年 改正

ステンレス鋼・耐熱鋼・超合金

【JIS G 3320】塗装ステンレス鋼板1999年 改正
【JIS B 4303】ステンレス鋼棒2005年 改正
【JIS G 4304】熱間圧延ステンレス鋼板および鋼帯2005年 改正
【JIS B 4305】冷間圧延ステンレス鋼板および鋼帯 2005年 改正
【JIS B 4308】ステンレス鋼線材1998年 改正
【JIS G 4309】ステンレス鋼線1999年 改正
【JIS B 4310】ステンレス鋼板および耐熱鋼板質量算出方法1999年 改正
【JIS B 4311】耐熱鋼棒1991年 改正
【JIS G 4312】耐熱鋼板1991年 改正
【JIS B 4313】ばね用ステンレス鋼帯1996年 改正
【JIS B 4314】ばね用ステンレス鋼線1994年 改正
【JIS G 4315】冷間圧造用ステンレス鋼線2000年 改正
【JIS B 4316】溶接用ステンレス鋼線材1991年 改正
【JIS B 4317】熱間成形ステンレス鋼形鋼2005年 改正
【JIS G 4318】冷間仕上ステンレス鋼棒 1998年 改正
【JIS B 4319】ステンレス鋼鍛鋼品用鋼片1991年 改正
【JIS B 4320】冷間成形ステンレス鋼形鋼2003年 改正
【JIS G 4322】鉄筋コンクリート用ステンレス異形棒鋼2008年 制定
【JIS B 4901】耐食耐熱超合金棒1999年 改正
【JIS B 4902】耐食耐熱超合金板 1991年 改正

構造建築用

【JIS A 5540】建築用ターンバックル2003年 改正
【JIS B 5541】建築用ターンバックル胴2003年 改正
【JIS A 5542】建築用ターンバックルボルト2003年 改正
【JIS B 1054-1】耐食ステンレス鋼製締結用部品の機械的性質−第一部ボルト、
ねじおよび植込みボルト
2001年 制定
【JIS B 1054-2】耐食ステンレス鋼製締結用部品の機械的性質−第二部ナット2001年 制定
【JIS G 3352】デッキプレート2003年 改正
【JIS B 3550】構造用ステンレス鋼ワイヤロープ2003年 制定
【JIS B 4321】建築構造用ステンレス鋼材2000年 制定

鋳鍛造品

【JIS G 3214】圧力容器用ステンレス鋼鍛鋼品1991年 改正
【JIS G 5121】ステンレス鋼鋳鋼品2003年 改正
【JIS G 5122】耐熱鋼及び耐熱合金鋳造品2003年 改正

溶接材料

【JIS Z 3221】ステンレス鋼被覆アーク溶接棒2003年 改正
【JIS Z 3224】ニッケルおよびニッケル合金被覆アーク溶接棒1999年 改正
【JIS Z 3321】溶接用ステンレス鋼溶加棒およびソリッドワイヤ2003年 改正
【JIS Z 3322】ステンレス鋼帯状電極肉盛溶接材料2002年 改正
【JIS Z 3323】ステンレス鋼アーク溶接フラックス入り2003年 改正
【JIS Z 3324】ステンレス鋼サブマージアーク溶接ソリッドワイヤおよび フラックス1999年 改正

その他

【JIS G 0595】ステンレス鋼の表面さび発生程度評価方法2004年 制定

ステンレスのJIS記号について

【SUSとは】
SUS (Steel Use Stainlessの頭文字) : ステンレス鋼材(板・帯・棒・線・管)
SCS (Steel Casting Stainlessの頭文字) : ステンレス鋳鋼品
【記号中の3桁の数字】
200番台 : クロム・ニッケル・マンガン系
300番台 : クロム・ニッケル系
400番台 : クロム系
600番台 : 高温高強度合金系
【数字前後のアルファベット】
L  : 低炭素を表す(Low Carbon)   (例) SUS304L
J  : 日本独自の鋼種を表す   (例) SUS316J1
XM : ASTM規格(アメリカ材料試験協会規格)での特許鋼種   (例) SUSXM27
N  : 窒素が添加された物(強度を上げるため)   (例) SUS304N
【形状/圧延方法を示す記号末尾のアルファベット】
B  : 棒(Bar)
HP : 熱間圧延鋼板(Hot Plate) 構造材に主として使用
CP : 冷間圧延鋼板(Cold Plate) 表面材として使用

※株式会社ヨシカワ実現屋事業部ホームページ内、「知識の蔵」より抜粋


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